報恩講 2024 厳修 2024年11月2日,3日
今年も報恩講が勤まりました。
2日は昨年に引き続き、小柴隆幸師(隆照寺住職)にご法話をいただきました。
小柴住職のご法話(超意訳)
「今年の報恩講は、親鸞聖人の763回忌にあたります。親鸞聖人は9歳で比叡山に入り、天台宗の修行僧となられました。天台法華の修行は「六波羅蜜」と呼ばれます。六波羅蜜とは、布施・戒・忍・精進・禅定・智慧の六つの修行を指します。
布施においては、その質や量が問題ではありません。「私がやった」「私が頑張った」という自分の思いでは布施とは言えず、見返りを求める私たちには、六波羅蜜の実践は難しいのです。親鸞聖人もその限界を深く感じ、自分には智慧の欠片すらないことを痛感されました。
そのような時、親鸞聖人は法然上人の教えを耳にします。法然上人の教えは、「私の頑張りではなく、仏が頑張ってくださる教え」でした。それが阿弥陀仏の教えであり、「すべての人が平等に救われる教え」だったのです。智慧の菩薩である勢至菩薩の化身と讃えられた法然上人に親鸞聖人は出会い、六波羅蜜の修行が念仏一つに修まるという教えを聞きました。ここにおいて、親鸞聖人は阿弥陀仏の念仏の道へ進まれたのです。」
11月3日は住職の法話でした。
住職の法話はYouTubeで御覧ください。